『印鑑登録』とは、一つのはんこを自分だけの印鑑として市役所などで登録するものです。登録のできる印鑑には多少制限があり、三文判やシャチハタなどの印鑑は印鑑登録で登録することはできません。三文判などはその辺で簡単に同じ印鑑が手に入ってしまい、非常に危険であるため、登録することは認められないのです。通常は、印鑑登録に使う印鑑ははんこ屋に行ってオリジナルのものを作成してもらうことがほとんどですが、最近では印鑑の通販サイトなどでも購入できるようになってきています。
このように自身がオリジナルで作った印鑑を役所で印鑑登録しておくと、その後その印鑑が本物であるという証明書である『印鑑証明』を手に入れることが可能です。この『印鑑証明』は、マンションなどの不動産の購入や、車の購入など大きな買い物をする際に必要になってきます。『印鑑証明』は印鑑登録を行わないと発行することができません。また、印鑑登録に使うはんこのことを、『実印』といいます。
実印という言葉を聞いたことがあるという人は多いでしょう。実印は一度作ったら生涯その実印を使用することが多い、とても大事な印鑑です。しかし不動産や車を旦那さん名義で買う家庭が多いため、比較的女性には実印を持っていない人が多いです。男性であっても作った実印の使用頻度はそれほど多くはありませんので、特に既婚女性ではなかなか実印を作るタイミングがありません。印鑑登録自体は必ずやらなくてはいけないものではないので、必要な時に実印を作り印鑑登録をすればよいでしょう。